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写真を撮って何をしたいのか、何を今更・・の巻

  • しろふくろう
  • 2018年2月22日
  • 読了時間: 4分

被写体さんとお会いする前に、よく

「座右の銘」

とか

「モットー」

はなんですか??

とお伺いします。

というのも、

私個人が最も多くとっているのは、

撮り方として特に大きな特徴が見当たらない

ポートレート

人物写真

だから、ということがあります。

--------------------------------

そんな事を言うと、

なんかかっこつけてる

と思われる方もいるかもしれませんが

先日

〇〇は□□である

というお話をした際も言ったように

素人なのですから、

誰がどうとか

あの人はこうだとか

しても意味のない議論をするより

自分のやりたいことはこうだ、

とはっきり言ったほうが良いな

という考えをしています。

----------------

写真以外の個人的な考えは、

結果的に写真に出ると思っています。

被写体さんもそうです。

外見上、

顔立ちやスタイルが整っている、

というのは写真を撮る側としたらとても嬉しいことです

他方

撮影前後でどんな言葉が話されたのか、というのは、

被写体さんでもカメラ側でも同様で

写真を見るときに

なにかの影響を与えていると思います。

自戒を込めて言えば

カメラとしてなら

「撮られる側のことをどの程度考えているか」

とか

「観る側のことをどの程度考えているか」

を気をつけています

たまに勘違いされているのは

いいものはいいこと

良くないものはよくないこと

飲み込めない場合です

「この写真は、イマイチよくないかも」

という写真があるとして

その理由をきちんと説明して

お伝えしたとしても、

「批判された」

とか

「自分がいいからいい」

という言葉で片付けてしまう場合もないわけではありません。

自分は自分、

他人は他人

自由にしたらいいじゃん

というところもありますが、

なにが人に対する誠意かを考えたとき

間違っていると思うときには

個人的にお話します

間違ってもTwitter上で

大っぴらに批判したり、

皮肉ったりする伝えかたはしません

写真はひとつの

自己表現

だと思っていますが

自己表現

自分勝手

とは違うので、

よほど洗練されていて、

高度な表現を持っていない限りは、

「好きなように表現」

したとすると

だいたいは変な写真になる

と自戒しています。

-------------------------------

さて

そうすると、

好きなように撮りたい、

と思いながら

ブレーキをかけつつ撮ることになります

その結果が

「単調な写真」

です。

私が撮らせていただいている

シンプルなポートレートは

自分で言うのもなんですが

極めて単調です。

はっきり言ってしまえば

つまらない

といってもいいです。

なぜそういうものを撮っているのか。

それは

「人を撮りたいから」

です。

人ならもっと違う撮り方もあるじゃない

というのは、もちろんです

私個人の持っている

時間、

技術、

機材などを考えて

一番よく撮れるのはこの部類です。

被写体さんにいつもいうのですが

「遺影を撮るつもりでとります」

と言います。

----------------------

遺影は、

やったことがある方ならご存知かと思いますが、

その人の

最近の感じが分かる

一番写りのいい写真

を使います。

縁起でもないことですが

もし、その被写体さんが

ここ数年でなくなったとしたら

この写真が使われて欲しい

使えるように

と思っています。

これは本当。

大笑いしている写真とか

なにか動きのある写真は、

お友達ととったほうがきっといいと思います

-------------------------------

そして、もう一つ撮りたいもの。

表現

としての写真です。

読んでいただいている方はわかるように

個人的には言葉をよく使います。

こういうプログも下書きなく

書いて出しです。

読み返しもほぼしません。

言葉についてはそれほど苦手意識がありません

でも、

言葉で伝わらないことはたくさんあります。

そして、

言葉は長い。

わたしは、

長い長い言葉の反動の一つとして

一瞬に収められている写真で何かが伝わることに魅力を感じます。

単純にすごいなと思います。

だから

自分の言葉で延々と伝えることだけでなく

一個人の考え方を

写真にして表現したい

というのがあります。

「青森」は生涯のテーマかどうか、わかりません。

それよりも

社会の事象や

物事・価値観

そんなものを、写真にしてみたいと思います。

時折

photovogue  なんかをやりたくなるのはそのためです

単純に書くと、

やりたいのはそんなこと。

いずれも、被写体さんあってのことです

ご協力いただけるかたは、

ぜひお話ください

今日はここまでで時間切れ。


 
 
 

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