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被写体さんはどうやって探しているの?という話

  • しろふくろう
  • 2017年12月9日
  • 読了時間: 5分

時々、質問をくださるカメラの方で、

最も多い質問は何かと言うと、

技術的な話などではなくて

「どうやったら被写体さんを見つけられるんですか?」

というのが、実は最も多い気がしています。

私も、被写体さんを見つける方法論を持っているけではありませんが

おそらく、殆どの場合は「考え方」で結果が違ってくると思っていますので、

そのあたりの個人的なお話をすこししようかなと思います。

素人のカメラで被写体さんを探す

というと、

撮影会とか

撮りたい被写体さんにオファーして

とかいうことを考えられるかもしれませんが、

個人的には、

まったく関わりのない被写体さんに

「すみませんが撮らせていただけませんか?」

というご依頼をすることは、まずもって「ない」です。

時々、どうしてもこの方は撮ってみたい

と思うときだってもちろんあるわけですが、原則的に、私個人の方針として

特定の方に「はじめまして、もしよかったら撮らせていただけませんか?」

ということは、ないです。

なぜか

というと、

ここは個人的な話と考え方ですが

私は、人物の写真をとる大前提が「奉仕」だと思っているためです。

???

と思う方が多いかと思いますが

私はプロの写真家ではないので、写真を撮ることで生計を維持しているわけではありません。

ですが、

もちろん、プロの方がそうであるように、できれば良い写真を撮ろうと思って努力したり機材を揃えたりします。

でも

そこで、お金を取ろう、ということになれば、それは商売です。

私がしたいのは商売ではないですし、ほかに仕事を持っていますから

写真の技術や、それに関する時間は、被写体さんに提供するものと考えています。

また、撮影に関して、何かを準備していただくことはありません。

仮に

撮影を依頼する

となれば、それはこちらが費用を出すのは当たり前かもしれません。

けれども、いつもご覧頂いているとおり

「興味を持っていただける方はいますか?」

というお誘いに応じていただいて、

「こちら側でほぼ用意する」

という形をとりますので、写真とか、カメラとか、そういったことに関して、今現在こちらの持っているものを全て提供させていただいて、写真を撮らせていただく、というスタイルになっています。

それは、

私個人の「人」に対する数少ない「与えられるもの」であるからです。

人はいろんな形で、与える、ということができます。

募金もそうだし、ボランティアもそう。

でも、写真でもそういうことはできる、と考えます。

撮られる人、見る人が分かち合うことができる写真、と自己紹介に書いてますが、そういう意味です。

ですので、

「撮られたいだけ」

の方はご依頼があってもお断りしたり、

「その内容なら撮らないほうが良い」

と思う場合は、内容でお断りしたりもします。

「欲しい」ということを全部与えるのが優しさでもなければ、それで良くなるわけではないと考えているためです。

ですから、

お金を払って、プロに撮ってもらいたい方はそうしたら良いですし、プロは責任を持ってプロの仕事をするべきです。

私個人は、個人として、写真というモノの中でもっているものを提供している。

それは撮られる人にも、見る人にもです。

なので、

狭い青森ともなると

「なぜ、あの人は撮っているのに、私には声がかからないのかしら」

と疑問に思ったり、変に敵対心を持つ被写体さんがいるようにも聴いたりしますが

なんのことはなく、「ご依頼いただいていないから」に過ぎません。

ですので

カメラ側の人間として、

「被写体さんを探してもみつからない」

と感じている方のポイントとしては

「被写体さんから得ようとしている」

わけですよね。

そこが違うのかなと思っています。

私も人間ですし、カメラが好きなので、もちろん「撮りたいな」とおもう被写体さんがいますし、お誘いすることもゼロではないにしても、

基本的には

「持っているものを提供しよう」

というところが大事なのかなと、個人的には思ったりします。

ということは

何も持っていなかったら始まらないので

「自由に撮る」

「好きに撮る」

というのではなく

「喜んでもらえるように撮る」

「できる限り学ぶ」

ということにつながります。

なので

SNSなどをやっているとその辺が歪んできて

「なぜ(いいね)がつかないの」

とか、

「たくさん認められたい」

とか

自分の話になってくることもないとは言えないでしょう。

もちろん、そういう方もいていいのですが

私個人の構えからすると、それは違うのです。

なので

「私個人の持っているものを欲しい、と言ってくださる方に、それを提供する」

という考え方

のおかげか、いまのところとてもありがたいことに被写体さんに恵まれて、

自分の好きな写真を撮らせていただいています。

最初は風景でもなんでもいいと思います。

自分のためでなく、人のために撮ってみる、というのが個人的な考えです。

「写真なんかは自分の楽しみでいいんだよ」

という方は、もちろんそれでよく

そんなところで議論する気は毛頭ないです。

各個人が各個人の思うようなスタイルで良いと思います。

私は、そう思っている

という話。

でも、そんなおかげか

見た感じの美しさはもちろんですが、

気持ち的に美しい被写体さんに恵まれているような気がしています。

それと

青森の美人さんをとっているとは言え、個人の領域に踏みこむことは一切ありません。

連絡先も一切聞きません。

まして個人の時間を必要以上に侵害することもしません。

撮影以外のお話はほぼしません。

食事に行くとかもしません。撮影時にコーヒーくらいは飲む時はあります(笑)

それがドライだと思う方もいるかもしれませんが

私はそういうスタイルなので、それを求められている方に提供している、ということです。

被写体さん探しはどうしているの?

ということですが、

うーん、、、こんな感じです。


 
 
 

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